AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2020に出場する「全北現代」
アジアの舞台でJリーグのクラブと対戦することも多い全北現代ですが、
どのようなクラブなのか意外と知らない方も居ると思います。
全北現代ってどんなチーム?
強いの?
監督は誰?
どんな選手がいるの?
今回はこのような疑問について調べてみました。
ACLを見るときの参考にしてみてください。
ACLに出場する全北現代とは?
全北現代は1993年に創設されました。
正式名称は「全北現代(チョンブクヒョンデ)モータース」。
クラブは、「完山(ワンサン)ピューマ」という名前で創設されました。
その後、何回かクラブ名を変更して2000年に現在のクラブ名「全北現代モータース」になっています。
クラブ名変更と同時に、エンブレムやマスコットも変更されました。
全北現代のホームタウンは、韓国の南西部にある全州市。
全州市は人口約65万人で、韓国の中で比較的中規模の都市の1つです。
全北現代のクラブカラーは「緑」。
緑より黄緑に見えてしまうのは私だけでしょうか・・・。
全北現代のホームスタジアム
全州ワールドカップ競技場は、赤・青・黄の3原色の配合で表現されています。
青:前週の快適な生活の質 赤:全北道民の熱意 黄:豊かな平和を表現 |
色だけで見たら信号機ですね。
全州ワールドカップ競技場は扇の形をしており、扇の屋根を支える4本の柱は、「ソッテ」という豊作と村の安全を願う柱を視覚化した物になっています。
サッカー専用スタジアムなので、サポーターは迫力のある試合を見ることができます。
屋根があるので、後ろの方の席なら雨に濡れる心配もありません。
やっぱサッカー専用スタジアムっていいですね♪
ちなみに、全州ワールドカップ競技場への行き方は、こちらの方が紹介してくれています。
全州ワールドカップ競技場への行き方
※別のページに飛びます。
全北現代は強い?
全北現代は、Kリーグの過去5年間で4度リーグ優勝をしています。
現時点で韓国最強クラブと言えるでしょう。
優勝を逃した年も、リーグ2位と好成績。
他のクラブを圧倒する強さを見せています。
全北現代のKリーグの成績一覧
年 | 順位 | 勝ち点 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
2015 | 優勝 | 73 | 22 | 7 | 9 | 57 | 39 | +18 |
2016 | 2位 | 67 | 20 | 16 | 2 | 71 | 40 | +31 |
2017 | 優勝 | 75 | 22 | 9 | 7 | 73 | 35 | +38 |
2018 | 優勝 | 86 | 26 | 8 | 4 | 75 | 31 | +44 |
2019 | 優勝 | 79 | 22 | 13 | 3 | 72 | 32 | +40 |
2017年からKリーグを3連覇しています。
負け数が少ないですね。
年間3試合しか負けていないというところが、優勝できた要因ではないでしょうか。
また、得点が多く失点が少ない『The 強いチーム』という印象を受けます。
5年間で4度の優勝は素晴らしいの一言!
全北現代のサポーターは、試合を見てて楽しいだろーなー。
全北現代はKリーグでの強さが目立ちますが、ACLも過去に2度優勝(2006年・2016年)しており、アジアでもその強さは健在です。
ACL2020でも、Kリーグで発揮している強さを見せてほしいものです。
全北現代は、ACLでグループHに入りました。
なかなかの強敵揃いです。
ACL2020 グループH
全北現代:Kリーグ1優勝 横浜F・マリノス:J1リーグ優勝 シドニーFC:Aリーググランドファイナル優勝 上海上港:中国超級リーグ3位(プレーオフ勝ち上がり) |
横浜・シドニー・上海と各国の有名都市にあるクラブとの対戦が待っています。
3度目のアジア王者に向けて、まずはグループリーグ突破をしてほしいですね!
全北現代の監督:ジョゼ・モライス
全北現代の監督はポルトガル出身のジョゼ・モライス氏。
モライス監督は、1984年にプロデビューして1991年に引退しています。
現役時代は、ポルトガルのクラブでプレーをしていました。
1999年から、ポルトガルクラブの下部組織で指導者のキャリアをスタート。
過去にFCポルトやレアル・マドリード、チェルシーでジョゼ・モウリーニョ監督のアシスタントコーチを務めていました。
ジョゼ・モウリーニョの隣にはジョゼ・モライスがいたんですね。
スペシャルワンコーチとでも言われていたのでしょうか。
その後、アフリカやヨーロッパのクラブで監督を歴任。
2014年にサウジアラビアのクラブ「アル・シャバブ」でサウジ・スーパーカップで優勝。
このサウジ・スーパーカップが、監督として獲得した初めてのタイトルになります。
全北現代の監督に就任したのは2019年1月。
2005年から2018年までの13年間は、チェ・ガンヒ氏が全北現代の監督を務めていました。
前監督と比較されることも多くなると思いますが、
ヨーロッパやアフリカ・アジアなどの様々なクラブでの経験を活かし、全北現代をさらに強くしてくれることでしょう。
全北現代の注目選手
全北現代の注目選手を少し調べてみました。
試合を見るときの参考にしてみてください。
DF:26 ホン・ジョンホ
国籍:韓国
生年月日:1989年8月12日
身長:186cm
体重:77kg
ホン・ジョンホ選手は、2013年から2016年の4年間、ドイツブンデスリーガでプレーをしていました。
若い頃からその才能は高く評価されていたようですね。
2018年から全北現代に加入。
2019年のKリーグ1に、30試合出場2ゴールという成績。
2019年のKリーグ1ベストイレブンに選出されています。
ポジションは右サイドやセンターバックを主に担当していますが、
ボランチでプレーすることもできるマルチプレーヤーです。
MF:13 キム・ボギョン
国籍:韓国
生年月日:1989年10月6日
身長:178cm
体重:73kg
キム・ボギョン選手は、Jリーグのセレッソ大阪や柏レイソルなどにも在籍していました。
名前を聞いたことがある方もいると思います。
2019年のKリーグ年間MVPを獲得しています。
蔚山現代FCでリーグ戦35試合に出場し13得点を記録。
クラブをKリーグ2位に押し上げる原動力となりました。
ボール奪取能力の高さ、左足から繰り出される正確なキックが特徴。
味方のチャンス時には、ゴール前に顔を出して質の高いシュートでゴールを決めることができる選手です。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は、ACL2020に出場する全北現代について紹介させていただきました。
Kリーグ王者としてACLに出場する全北現代。
2019年MVPのキム・ボギョン選手が新たに加入して選手層も厚くなりました。
3度目のアジア制覇に向けて、どのような戦いをしてくれるのか、注目して見ていきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!