AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2020にプレーオフから出場する「上海上港」。
Jリーグクラブとの対戦も何度かあるので、名前くらいは聞いたことがあると思います。
しかし、上海上港がどのようなクラブなのか意外と知らない方も居るのではないでしょうか。
上海上港って強いの?
監督は誰?
どんな選手がいるの?
今回はこのような疑問について調べてみました。
ACLを見るときの参考にしてみてください。
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ACLに出場する上海上港とは?
上海上港は2005年に創設されました。
創設当時のクラブ名は「上海東亜足球倶楽部」。
2013年にメインスポンサーとなった「上海国際港グループ」が、2014年末にクラブの株を100%購入しました。
その時にクラブ名を「上海上港」に変更。
上海上港の正式名称は「上海上港集団足球俱楽部(しゃんはいじょうこう - しゅうだんそっきゅうくらぶ)」です。
現在、中国超級(スーパーリーグ)に加盟しています。
※超級は、中国サッカーの1部リーグにあたります。
ホームタウンは、中国の「上海市」。
上海市は中国の直轄市になります。
直轄市とは中国の最高位にあたる都市のことで、広い中国の中でも4つの都市(北京市・上海市・重慶市・天津市)が直轄市に指定されています。
つまり、上海市は中国の中心都市の1つということになるわけです。
話が上海市の方向に逸れていってしまったので、戻しますね。
上海上港のクラブカラーは「赤」。
歴代監督に、スウェーデンの名将スヴェン・ゴラン・エリクソン氏や、ポルトガル人のアンドレ・ビラス・ボアス氏などいます。
ヨーロッパでの実績がある方が監督をしていたんですね。
中国サッカーは爆買いがすごいですが、監督も爆買いされてしまったのでしょうか。
おそるべし、中国マネー・・・。
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上海上港のホームスタジアム
上海上港のホームスタジアムは「上海体育場」で、収容人数は最大57,000人。
2008年に行われた北京オリンピックのサッカーの競技会場になりました。
その他に、2015年のスーペルコッパ・イタリアーナ決勝戦の会場にもなっています。
陸上トラックがあるため、サッカーを見る場合は観客席から少しピッチが遠く感じるようです。
また、毎年5月に行われる「上海ゴールデングランプリ」という陸上競技大会の会場にもなっています。
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上海上港は強い?
上海上港は中国国内ではかなり強いクラブと言えるでしょう。
2013年に中国超級リーグ(1部リーグ)に昇格。
昇格初年度の2013年はリーグ戦は9位という成績・・・。
しかし、2014年からはずっとトップ5に入っています。
上海上港の中国超級リーグの成績一覧
年 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失点差 | 勝ち点 | 順位 |
2013 | 10 | 7 | 13 | 38 | 35 | +3 | 37 | 9位 |
2014 | 12 | 12 | 6 | 47 | 39 | +8 | 48 | 5位 |
2015 | 19 | 8 | 3 | 63 | 35 | +28 | 65 | 2位 |
2016 | 14 | 10 | 6 | 56 | 32 | +24 | 52 | 3位 |
2017 | 17 | 7 | 6 | 72 | 39 | +33 | 58 | 2位 |
2018 | 21 | 5 | 4 | 77 | 33 | +44 | 68 | 優勝 |
2019 | 20 | 6 | 4 | 62 | 26 | +36 | 66 | 3位 |
中国超級リーグの優勝はまだ1回しかありませんが、実績がある監督やレベルの高い選手たちをヨーロッパのクラブから獲得。
攻撃陣に元ブラジル代表選手などのタレントがいて、中国超級リーグで3年連続60得点を記録しています。
守備陣は自国の中国選手が中心となっていますが、2019年は26失点と中国超級リーグの最小失点数でした。
また、コーチ陣もポルトガル人やイギリス人、ブラジル人などヨーロッパや南米で実績のある人たちを迎えてクラブの強化につとめています。
中国国内でも屈指の強さを誇るクラブであり、今後さらに強くなっていくことでしょう。
上海上港の監督:ヴィトール・ペレイラ
上海上港の監督はポルトガル出身のヴィトール・ペレイラ氏。
1968年生まれの51歳です。
1986年にプロデビューして、1994年に引退しています。
現役時代は、ポルトガルの2部リーグなどでプレーをしていました。
2002年から指導者として活動を始めます。
2010年にポルトガルの名門「FCポルト」のアシスタントコーチに就任。
当時のFCポルト監督だったアンドレ・ビラス・ボアス氏の右腕と称されていました。
2010-2011年シーズンに「ポルトガル1部リーグ」・「タッサ・デ・ポルトガル(カップ戦)」「UEFAヨーロッパリーグ」とFCポルトで3つのタイトルを獲得。
クラブの3冠達成に貢献しました。
2011年6月からFCポルトの監督に就任。
前任のアンドレ・ビラス・ボアス氏がイングランドのクラブに移籍したため、内部昇格という形になりました。
FCポルトでは、ポルトガル1部リーグを2連覇。
2015年にはギリシャのオリンピアコスを率いて、これまたリーグ優勝。
ヨーロッパで監督としての実績を積み、2017年12月から上海上港の監督に就任しています。
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上海上港の注目選手
上海上港に所属している注目選手を少しだけ調べてみました。
「他にももっといるよ!」と思われている方、コメントを頂戴できると嬉しいです^^
GK:1 顔駿凌(ヤン・チュンリン(Yan Junling))
国籍:中国 生年月日:1991年1月28日 身長:191cm 体重:83kg |
顔駿凌選手は2015年に上海上港に加入しました。
中国を代表するゴールキーパーの1人です。
2018年に中国超級リーグの最優秀ゴールキーパー賞を受賞。
2019年リーグ戦の全30試合に出場。
191cmと長身なので、相手選手もゴールマウスが少し小さく見えるのではないでしょうか。
FW:14 李聖龍(リーシェンロン(Li Shenglong))
国籍:中国 生年月日:1992年7月30日 身長:181cm 体重:75kg |
李聖龍選手は、2017年に上海上港に加入。
2019年の中国超級リーグで29試合出場7ゴール4アシストという成績を残しています。
上海上港のFW陣は層が厚いので途中出場という形が多くなっています。
ですが、出場した試合ではある程度の結果が期待できるのでチームにとって貴重な選手と言えるでしょう。
シェンロンは願いを叶えてくれるのか、楽しみですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ACL2020に出場する上海上港について紹介させていただきました。
中国クラブの中でも比較的知られている上海上港。
ヴィトール・ペレイラ監督になり攻守に安定感が増しています。
控え選手に強度が無いように思えますが、戦力のベースアップをすればACL優勝も見えてくると思います。
ACLはプレーオフからの出場になりますが、プレーオフはほぼ間違いなく突破するでしょう。
上海上港の2020年に注目ですね♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!