サッカーは学生や社会人、プロなど様々な人がプレーしています。
サッカー中継を見ていると、主に左上に試合の経過時間が表示されていますよね。
この試合、後どれくらいで終わるんだろう?
プロと学生だと試合時間違うの?
などの疑問が浮かぶ方もいると思います。
そして、意外と知られていない学生がプレーするサッカーの試合時間。
そこで今回は、小学生や中学生・高校生・社会人のサッカーの試合時間(延長戦含む)を調べてみました。
参考にしてみてくださいね。
サッカーの試合時間は延長戦も含めて何分なのか
サッカーの試合時間は延長戦や休憩時間を含めると何分になるのでしょうか。
プロの試合を参考にしてみましょう。
前半 | 45分 |
ハーフタイム | 15分 |
後半 | 45分 |
休憩 | 5分 |
延長前半 | 15分 |
延長後半 | 15分 |
合計 | 140分 |
前半と後半45分
ハーフタイムが15分
延長戦が30分
延長戦に入る前に休憩が5分
サッカー選手がプレーする試合時間は延長戦を含めると120分。
前半後半(延長戦も含む)の終わりにはアディショナルタイム(追加時間)がプラスされます。
※アディショナルタイムは昔は「ロスタイム」と言われていました。
さらに延長戦でも決着がつかなかった場合には、ペナルティーキック戦で勝敗を決めます。
サッカーの試合時間は延長戦も含めると最長で140分+アディショナルタイム(+ペナルティキック戦)ということになりますね。
サッカー選手、かなりハードですね。
プロ選手はどんなスポーツでもハードだと思いますが、中でもサッカーのハードっぷりは結構上位にくるのではないでしょうか。
ワールドカップなどの世界中が注目する国際大会で延長戦まで戦った場合、クッタクタでしょうね。
選手の皆さんお疲れ様です!
前置きが少し長くなりました。
それでは各年代の試合時間を見ていきましょう。
小学生のサッカーの試合時間
『JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会』の試合時間は以下になります。
※U-12の「U」はUnder(下)という意味です。12歳以下のサッカー選手権大会という事です。
試合時間
http://www.jfa.jp/match/japan_u12_football_championship_2019/about.html
① 試合時間は40分(前後半各20分)とする。
ハーフタイムのインターバル(前半終了から後半開始まで):原則10分間
② 規定の試合時間内に勝敗が決しない場合
1次ラウンド:引き分けとする。
ラウンド16・準々決勝:ペナルティキック方式により勝利チームを決定する。
準決勝・決勝戦:10分間(前後半各5分)の延長戦を行い、なお決しない場合はペナルティキック方式により勝利チームを決定する。
延長戦に入る前のインターバル:原則5分間
ペナルティキック方式に入る前のインターバル:原則1分間
③ アディショナルタイムの表示:行う
「試合時間」より
試合時間は前後半各20分の合計40分。
ハーフタイムが10分。
さらにアディショナルタイムがプラスされると、大体42〜45分くらいが通常の試合時間ですかね。
延長戦に突入した場合は前後半各5分の合計10分。
前後半と延長戦を合わせると、少年サッカーの試合時間は最高で50分+アディショナルタイムになります。
途中休憩を挟むとはいえ、50分もプレーするのは大変ですね。
中学サッカーの試合時間
『高円宮杯 JFA第30回全日本U-15サッカー選手権大会』の試合時間は以下になります。
※U-15の「U」はUnder(下)という意味です。15歳以下のサッカー選手権大会という事です。
試合時間
http://www.jfa.jp/match/takamado_jfa_u15_2018/about.html
①試合時間は80分(前後半各40分)とする。
ハーフタイムのインターバル(前半終了から後半開始まで):原則10分間
②80分で勝敗が決しない場合、20分(前後半各10分)の延長戦を行い、なお決しない場合はペナルティキック方式により勝利チームを決定する。
延長戦に入る前のインターバル:原則5分間
延長戦ハーフタイムのインターバル:なし
PK方式に入る前のインターバル:原則1分間
③ アディショナルタイムの表示:行う
「試合時間」より
試合時間は前後半各40分の合計80分。
ハーフタイムが10分。
さらにアディショナルタイムがプラスされると、大体85〜87分くらいが通常の試合時間ですかね。
延長戦に突入した場合は前後半各10分の合計20分。
前後半と延長戦を合わせると、中学サッカーの試合時間は最高で100分+アディショナルタイムになります。
高円宮杯のような大きな大会になると、小学生の倍の試合時間になるんですね。
全国中学校サッカー大会
調べたところ、大会の規模は高円宮杯より小さくなりますが、
全国中学校サッカー大会の試合時間は、高円宮杯より前後半10分ずつ延長戦が5分ずつ短くなっています。
試合時間
http://www.jfa.jp/match/alljapan_juniorhs_2019/about.html
60分(30分ハーフ)とし、ハーフタイムのインターバル(前半終了から後半開始まで)は原則として10分とする。
勝敗が決しないときは、10分間(5分ハーフ)の延長戦を行い、なお決しないときにはPK方式により次回戦に進出するチームを決定する。
決勝戦においても同様に、延長戦を行い、なお決しないときには、PK方式により優勝チームを決定する。
「競技方法」より
高校サッカーの試合時間
冬に行われる『全国高校サッカー選手権大会』の試合時間は以下になります。
試合時間
http://www.jfa.jp/match/alljapan_highschool_2018/about.html
① 1回戦~準々決勝
試合時間は80分(前後半各40分)とする
ハーフタイムのインターバル(前半終了から後半開始まで):原則10分間
勝敗の決定しない場合はペナルティキック方式により勝利チームを決定する
② 準決勝
試合時間は90分(前後半各45分)とする
ハーフタイムのインターバル(前半終了から後半開始まで):原則15分間
勝敗の決定しない場合はペナルティキック方式により勝利チームを決定する
③ 決勝戦
試合時間は90分(前後半各45分)とする
ハーフタイムのインターバル(前半終了から後半開始まで):原則15分間
勝敗の決定しないときは20分(10分ハーフ)の延長戦を行い、なお決しない場合はペナルティキック方式により勝利チームを決定する
延長戦に入る前のインターバル:原則5分間
延長戦ハーフタイムのインターバル:なし
PK方式に入る前のインターバル:原則1分間
④ アディショナルタイムの表示:行う。
「試合時間」より
1回戦から準々決勝までの試合時間は前後半各40分の合計80分+アディショナルタイム。
ハーフタイムが10分。
準決勝の試合時間は前後半各45分の合計90分+アディショナルタイム。
決勝の試合時間は前後半各45分の合計90分。
延長戦に突入した場合は前後半各10分の合計20分。前後半、延長戦ともにアディショナルタイムが発生します。
準決勝と決勝はハーフタイムが15分。
高校サッカーは決勝戦だけ延長戦があるんですね。
延長戦まで戦いきると合計110分の試合になります。
まさに死闘ですね。
全国の高校サッカーの頂点を獲るのはそんな簡単な事ではないという事がわかります。
社会人リーグのサッカーの試合時間
毎年10月に行われる『全国社会人サッカー選手権大会』の試合時間は以下になります。
試合時間
http://www.jfa.jp/match/adults_football_tournament_2019/about.html
① 試合時間:80分(前・後半40分)
② ハーフタイムのインターバル:原則として10分(前半終了から後半開始まで)
③ 試合時間内で勝敗が決定しない場合は、PK方式により勝者を決定する。
④ PK方式に入る前のインターバル:1分
⑤ アディショナルタイム表示:実施する
「試合時間」より
試合時間は前後半各40分の合計80分+アディショナルタイム。
社会人サッカーは中学生と同じ試合時間です。さらに延長戦もないというシンプルな試合の形になっています。
歴代優勝クラブを眺めていたら、少しビックリしました。
現在(2019年)J1やJ2に所属しているクラブも社会人サッカー選手権大会での優勝経験があるんですね。
「松本山雅FC」や「レノファ山口」など。
社会人のクラブとしてスタートして一歩ずつ進み、
今やJリーグの舞台で活躍しているというのはクラブの努力が実った結果ではないでしょうか。
Jリーグ(プロが出場する)の試合時間
Jリーグは45分ハーフの計90分で試合が行われます。
延長戦は行われず、90分で決着がつかなかった場合は引き分けとなります。
Jリーグの選手が出場する大会で延長戦を戦う可能性がある大会は、元日に決勝戦が行われる『天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会』ですね。
『天皇杯』の試合時間は以下になります。
試合は45分ハーフの計90分で行い決着がつかない場合は当初抽選によって勝ち上がりチームを決定していたが、その後PK戦を導入。
wikipediaより
第75回(1995年)までは延長戦を行わずにPK戦で勝ち上がりチームを決定する方式(決勝戦のみ15分ハーフの延長戦を行い、その後PK戦)となる。
第76回(1996年)からは全ての試合においてVゴール方式の延長戦を行い、その後PK戦を行う方式に変更された。
そして第85回(2005年)からはVゴール方式を廃止し延長戦の前後半15分ずつを必ず最後まで行う方式に変更され、現在に至っている。
試合時間は前後半各45分の合計90分。
ハーフタイムが15分。
さらにアディショナルタイムがプラスされると、大体95〜98分くらいが通常の試合時間ですかね。
延長戦に突入した場合は前後半各15分の合計30分。
前後半と延長戦を合わせると、天皇杯の試合時間は最高で120分+アディショナルタイムになります。
やはりプロの選手が絡んでくる試合は前後半、延長戦ともに一番長い試合時間となっています。
天皇杯は歴史も伝統もある大会ですし、優勝賞金も高額となっております。
サッカーの試合時間の最長となるギネス記録は?
サッカー最長試合時間のギネス世界記録は120時間だそうです。
チリの首都サンティアゴで、2016年5月18日から5日間かけて約3000人のプロとアマの選手が1時間ごとに交代してプレーし続け、ギネス記録を樹立しました。
120時間プレーし続けるのはもちろん、記録を打ち立てるために3,000人も集まったことが凄い事です。
南米の方たちは本当にサッカーが好きなんでしょうね。
最後まで観ているお客さんは居たのでしょうか・・・笑
まとめ
今回は、サッカーの試合時間(延長戦含む)について紹介させていただきました。
延長戦を含めた試合時間をまとめると
小学生:50分 + アディショナルタイム
中学生:100分 + アディショナルタイム
高校生:110分 + アディショナルタイム
社会人:80分 + アディショナルタイム
Jリーグ(プロが出場する):120分 + アディショナルタイム
大会ごとに延長戦の有無し等の違いがありますが、基本的には上にまとめた試合時間になっています。
延長戦でも試合が決まらない場合はペナルティーキック戦に持ち込まれます。
1試合勝つのはとても大変なんですね。
各年代や所属しているカテゴリーによって時間は様々です。
子供の頃は体が出来上がっておらず、あまり無理をさせないように試合時間を抑えているのではないでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
サッカーのルール一覧についてはこちらの記事をご覧ください。 →意外と知らないサッカーに関する基本的なルールのまとめ! |