億男に登場する古川九十九役の高橋一生さん。
吃音の症状がある役を演じていましたが、ネットではその演技力がすごいと話題になっています。
高橋一生さんは好きな役者さんの一人で演技力もあると思いますが、個人的に吃音という症状に関してはあまり知らなかったです。
そこで今回は、高橋一生さんの演技力の評価と吃音の症状や古川九十九役のモデルについて調べてみました。
参考にしてみてくださいね。
【億男】高橋一生の演技力がすごい!
億男の古川九十九役の演技力について、ネットの評価を調べてみました。
『億男』 高橋一生さんがとにかく上手いです 大学時代から現在の変わりようが半端ない。落語も必見です
お金って何って考えさせる内容ですね。映画の中の話にうなづいてしまう。
映画としては、お金だけでなく人間関係で泣ける話で、じーんとしました。
高橋一生さん、北村一樹さんうまいですね。落語もお見事。
今日は『億男』朝イチで大きめのスクリーンで観てきました!
— 凛-Side🌈⛵️ (@boc_rinc) October 22, 2018
佐藤健の個性の抑え方と高橋一生の演技の幅がとにかくすごい。
悲しさとも感動とも言いきれない、何かが残る映画。余韻が良い。
お金が大好きな大人にこそ観てほしい作品です。
#億男#話がしたいよ pic.twitter.com/0bZmJ043EX
他の俳優も素晴らしかったが高橋一生の演技はずば抜けていた。弱々しい感じも出しつつ目とセリフは力強くて圧倒された。
古川九十九が落語を披露するシーンが評価されていますね。
高橋一生さんは俳優ですが、落語家ではありません。
億男の作中で落語をするにあたり、高橋一生さんは主演の佐藤健さんと一緒に、落語家の立川志らく師匠から落語指導を受けたそうです。
落語のシーンの評価が高いのは、落語指導を受けてからの高橋一生さんの練習の成果ですね。
知らないところで相当努力をされたのではないでしょうか。
演技力が高いと言われる俳優さんは、色々な事をクオリティ高くこなしちゃうので評価も上がっていくんですね。
高橋一生が演じた古河九十九について
古川九十九は、主人公である一男の大学時代の親友です。
一男と同じ落語研究会に所属していて、落語の腕前は周りと比較しても飛び抜けて上手です。
大学を中退した後、新会社「バイカム」を起業して大成功を収め、巨万の富を得ました。
九十九は一男が宝くじで3億円を当てた時に相談を受けます。
しかし、その3億円を持って九十九は失踪してしまいます。
高橋一生の高評価の理由は吃音症のリアルさ
億男での高橋一生さんの演技力が高いと評価されているのは、落語のシーンに加えて吃音症のリアルさにあるようです。
はっきり言って、この映画は高橋一生さんなしでは成り立たないと思う。
そのくらい適役だったし、演技が上手だった。
キャラクターの性格、病気(吃音症)、特技(落語)に至るまで完璧に演技されてて素直に感動した。
【億男】観てきました!
— mina⋆ (@MINAmama226) October 19, 2018
楽しーく明るーく軽い気持ちで観れる映画だと思っていたら、地味に重く考えさせられる映画でした😶
高橋一生さんの吃音の演技、自然。
佐藤健くん、綺麗に涙流すなぁ。
とギリギリのややネタバレ←
あまりスッキリしないラストでした!(個人的に) pic.twitter.com/v0QwOfSs9u
一晩経ってポツポツと感想が出てきた🤗
— もーちゃん*mow(モウ)* (@Mow_Mow_Issey) October 20, 2018
九十九の最初のカットで一瞬で震え上がり、カ行、マ行の音の出し方、吃音のあの感じ、、凄まじかった
BGMの入り方もすごく好きでした。モロッコパート、バイカムシーンが好きすぎてとにかく贅沢な作品。#億男#億男感想
古川九十九の吃音症の演技は圧巻・完璧と言われていますね。
高橋一生さんは吃音症役の演技をするにあたり下記のようなコメントをしています。
高橋「実際に吃音の方にお会いして、いろいろお話をさせていただきました。その方は吃音の研究者でもあって。その方がおっしゃるには、そもそも吃音というのは、人とコミュニケーションを取るときに、1度クッションを置くための作業らしいんです。それは人に対するアプローチとしてとても自然なことだと思ったし、そこに優しさがあるなと感じました」
https://thetv.jp/news/detail/166604/
吃音症役を演じるのは難しいと思いますが、吃音の症状や状態によって古川九十九の心的状況を上手く表現しているのもいいですね。
高橋一生の演技力の評価や感想
億男以外の作品での高橋一生さんの演技の評価についても調べてみました。
高橋一生さんは、最近の出演作ではドラマ「凪のお暇」や「民王」「東京独身男子」などがあります。(その他にもありますが)
出演されている作品のほとんどで高い評価をされています。
また、昨年(2018年)もドラマや映画に関する様々な賞を受賞されています。
・第55回ギャラクシー賞 テレビ部門個人賞
・第95回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 助演男優賞
・エランドール賞 新人賞
・第31回日刊スポーツ映画大賞 助演男優賞
【億男】吃音症という病気について
吃音症は、言葉が円滑に話せない状態やスムーズに言葉が出てこない病気のようです。
「発語時に言葉が連続して発せられる(連発)」
wikipediaより
「瞬間あるいは一時的に無音状態が続く(難発)」
「語頭を伸ばして発音してしまう(延発)」などの症状を示す
特定の言葉が発しにくくなる病気で、まわりに人がいなくて独り言の場合も吃音の症状が出るみたいです。
テレビ番組の出演者が使う「噛む(かむ)」というのは吃音とは違います。
吃音症(きつおんしょう)とは
吃音症の原因は、児童の発達性のものや頭部外傷などの後天的なものが挙げられます。
発達性のものは2歳から6歳の間で5%〜11%。
発症から4年で約75%が自然回復すると言われています。
子供の頃は、本人に自覚がない場合も多いみたいです。
日本の成人の吃音症の推定患者数は1%、小児とあわせると約70万人程度とされています。
8歳の時にも吃音の症状が出ていると思春期まで吃音が残り、思春期以降には会話をしなくなったり避けてしまうようになります。
その為、40%程度の方が社交不安障害を発症してしまうようです。
古川九十九と吃音症
古川九十九は吃音症ではありますが、夢や好きな事、夢中になっている事を話す時や落語をしている最中は吃音にはならず滑らかに話しています。
また、吃音症ではありましたが、会社「バイカム」を立ち上げて大成功を収めていたり、主人公の一男とも自然に接していたりしていたので、社交不安障害ではなかったようにも思います。
吃音症は軽度か重度かで大きく変わるようですね。
【億男】古河九十九のモデル・人物はいる?
億男で高橋一生さんが演じた古川九十九の吃音症のモデルは山田舜也さんという方のようです。
インタビューにもあった「吃音の研究者」が山田さんということではないでしょうか。
吃音症のモデル・監修した人物:山田舜也
山田さんは⼤学院で吃音の当事者研究をされているみたいです。
障害や⽣きづらさを抱えている方々が⾃⾝の困りごとについて似た経験や仲間たちと⼀緒になって、その意味や対処法・メカニズムを探り出すという研究や活動をしているそうです。
吃音の当事者研究では、吃⾳に関する論⽂を仲間たちで読む「吃音勉強会」。
吃⾳が題材になっている台本を自ら書いて、学園祭で吃⾳者で演じる「吃音演劇」。
親睦を深めるための「吃音交流会」などが主な活動内容のようです。
まとめ
・億男の古川九十九が落語を披露するシーンがすごい
・吃音症のリアルさは、実際に吃音の方に会って色々話して演技力を深めた
・吃音症は、言葉が円滑に話せなかったりスムーズに言葉が出てこない症状の事
・高橋一生さんは様々な作品で評価され、賞も多数受賞している
・古川九十九役の吃音症のモデルは山田舜也さん
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!