2021年に行われた東京オリンピックとパラリンピック。
1964年以来、56年振りに日本で夏のオリンピックとパラリンピックが開催されるという事で、非常に注目されていました。
楽しまれた方も多かったのではないでしょうか。
僕も楽しんだ1人です♪
今回は日本で開催されたという事で、僕の好きなサッカーに因んでパラリンピック競技の1つ「5人制サッカー」について調べてみました。
参考にしてみてくださいね。
パラリンピック競技「5人制サッカー」とは
5人制サッカーは、フットサルのルールを基に考えられていて、障害の程度によって 2つのカテゴリーに分かれています。
クラス | 障害の程度 |
B1クラス - 全盲またはほぼ全盲 - | 光を全く感じないか、光を感じても手の影を認識できないクラス。 別名「ブラインドサッカー」 |
B2クラス - 弱視 - | 手の影が認識でき、矯正後の視力が0.03未満。 または視野が5度未満のクラス。 |
B3クラス - 弱視 - | 矯正後の視力が0.03~0.1。 または視野が5度~20度までのクラス。 |
B2クラスとB3クラスは別名「ロービジョンフットサル」 |
今回のパラリンピックの5人制サッカーはブラインドサッカーと呼ばれる「B1クラス」のプレイヤーによって行われます。
ブラインドサッカーは目(視覚)を閉じた状態でプレーするみたいですが、どのようにしてボールを扱っているのでしょうかね。
耳で音を聞いて身体で感じてプレーしているとなると、相当な技術が必要になると思います。
5人制サッカーのルール
試合時間 20分 ゴールサイズ 縦 2.14m×横 3.66m ゴールエリア 縦 2m×横 5.82m 交代人数 前半・後半 各6名まで 第2PK チームで累積される6つ目のファウルから適用される |
ブラインドサッカーでは、アイマスクを着用した4人のフィールドプレーヤー(FP)と、晴眼者もしくは弱視者が務めるゴールキーパー(GK)がいるほか、相手チームのゴール裏にガイド(またはコーラーと呼ばれる)自陣サイドフェンス外側(範囲に制限あり)に監督がいます。
http://www.b-soccer.jp/medias/2017/06/4e1dc6b17c9f7e4bfa05931689fc118c.pdf
音の出るボール
フットサルボールと同じ大きさのボールを使用し、ボール䛿転がると音が出る特別なボールを使用します。その音で全盲の選手たちもボールの位置や転がりがわかるようになっています。
声かけ
フィールドプレーヤーは、危険な衝突を避ける為にボールを持った相手に向かって行く時に「ボイ!」と声を出さなければいけません。
「ボイ!」と発しないとノースピーキングというファールを取られます。
※「ボイ(Voy)」はスペイン語で「行く」という意味です。
ガイド(コーラー)と監督
敵陣のゴール裏に「ガイド(コーラー)」が立ちます。攻めている場面でゴールの位置と距離・角度・シュートのタイミングなどを声で伝える為です。
ゴールキーパーは晴眼者もしくは弱視者が務め、ディフェンス時に自チームの選手に声で指示を出します。
再度フェンスの外側に立つ監督は、選手交代の決定やピッチ中盤でのプレーに声を出します。
PKと第2PK
通常のサッカーと同様に、ペナルティーエリア内での反則には相手チームにPKが与えられます。
蹴る位置はゴールから6メートル離れたところです。
ブラインドサッカーには第2PKと呼ばれるPKがあり、前後半それぞれでチームの累積ファール数が6個を超えた場合に、相手チームにPKが与えられてゴールから8メートルの位置から蹴ります。
この時ゴールキーパーは5メートル x 2メートルのエリア内しか動くことが出来ず、エリア外にあるボールに触れる事も出来ません。
5人制サッカーの試合日程と試合会場
東京パラリンピック5人制サッカーの試合日程は8/30(日)〜9/5(土)です。
8/30〜9/1までグループリーグが開催され、9/3に準決勝、9/5に決勝が行われます。
パラリンピック競技の詳細の日程はこちらから
5人制サッカーの 試合会場は「青海アーバンスポーツパーク」です。
オリンピック競技の「バスケットボール 3x3」や「スポーツクライミング」も行われる会場となっています。
りんかい線ゆりかもめの青海駅から徒歩10分と近いので、アクセスも抜群ですね♪
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はパラリンピック競技の「5人制サッカー」のルールや試合日程・試合会場についてご紹介させていただきました。
普段パラリンピックの競技はあまり観る事はありませんでしたが、せっかく日本で行われるので、これを機にブラインドサッカーにも注目していきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!