12月11日に開幕するクラブワールドカップ2019。
世界6大陸のクラブチャンピオンが開催国のカタールに集まり、クラブ世界一を争う大会です。
クラブワールドカップ2019に南米代表として出場するブラジルのクラブ「フラメンゴ」。
フラメンゴって名前は聞いたことあるけどよく知らないわ。
強いの?
監督は誰?
どんな選手がいるの?
このような疑問について調べてみました。
クラブワールドカップ2019を見るときの参考にしてみてくださいね。
クラブワールドカップ2019出場の南米代表フラメンゴとは?
フラメンゴはブラジルの南東部にあるリオ・デ・ジャネイロをホームタウンにしています。
フラメンゴの正式名称は「クルーベ・ジ・レガタス・ド・フラメンゴ(Clube de Regatas do Flamengo)」。
ブラジルにはフラメンゴというクラブが複数ありますが、今回紹介しているフラメンゴは「CRフラメンゴ」になります。
クラブカラーは赤と黒。
フラメンゴが運営しているのはサッカークラブだけではなく、バスケットボールのプロチームやバレーボール・水泳など様々なスポーツ部門があります。
過去には、Jリーグの鹿島アントラーズで活躍したジーコやジョルジーニョ、レオナルド。
元ブラジル代表のロマーリオやロナウジーニョなど、サッカーファンなら知っている名プレーヤーたちもフラメンゴに所属していました。
余談ですが、ファミコン版とスーパーファミコン版のキャプテン翼に登場した「カルロス・サンターナ」が所属していたクラブでもあります。
フラメンゴのホームスタジアム
フラメンゴのホームスタジアムは「エスタジオ・ド・マラカナン」(以下:マラカナン)。
収容人数は78,639人。
日本のスタジアムで一番人数を収容できるのは、横浜国際総合競技場の72,327人。
収容人数でいうと
マラカナン > 横浜国際総合競技場
となります。
しかも、マラカナンはサッカー専用スタジアムです。
サッカー観戦時に邪魔になる陸上トラックがないので、サポーターにも優しいスタジアム設計となっています。
マラカナンはブラジルで開催された大規模なスポーツイベントでも使用されています。
・2013年 : FIFAコンフェデレーションズ杯 決勝 ・2014年 : FIFAワールドカップ 決勝 ・2016年 : 夏季オリンピックの開会式・閉会式 / サッカー競技の準決勝と決勝 |
8万人弱を収容できるスタジアムなので、このようなビッグイベントで使用されるのは当然ですね。
フラメンゴは強い?
フラメンゴは、ブラジルリーグでここ数年安定して上位に位置しています。
フラメンゴの過去5年間のブラジルリーグでの成績をまとめました。
年度 | 順位(20チーム中) | 勝ち点 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
2015年 | 12位 | 49 | 45 | 53 | -8 |
2016年 | 3位 | 71 | 52 | 35 | +17 |
2017年 | 6位 | 56 | 49 | 38 | +11 |
2018年 | 2位 | 72 | 59 | 29 | +30 |
2019年 | 優勝 | 81 | 73 | 30 | +43 |
※2019年は34試合終了時点
2015年の12位から翌年3位に躍進しています。
得点数に変化はそこまでないですが、失点数がかなり減っていますね。
2016年シーズンから、1試合平均の失点数が1点以下になっています。
失点の多さが原因でブラジルリーグの下位に低迷していたフラメンゴですが、「まず失点数を減らそう」と守備に重きを置いたのではないでしょうか。
失点を減らすことに注力する事で、徐々にリーグでも安定した成績を残せるようになっています。
やはりサッカーは守備が重要です!
2019年は34試合終了時点で2位に勝ち点差を13ポイントつけて、10年ぶりのブラジルリーグ優勝を決めています。
参考記事:逆転優勝を目指したパウメイラスに引導を渡したのはグレミオ フラメンゴの優勝が決まる
フラメンゴの2019シーズンは、得点数「73」失点数「30」と攻守ともに非常に安定しています。
これはフラメンゴのクラブワールドカップ2019の戦いに期待していいんじゃないですかね。
フラメンゴの監督:ジョルジェ・ジェズス
フラメンゴの監督は、ポルトガル人の「ジョルジェ・ジェズス」氏です。
1954年生まれの65歳。
ジョルジェ・ジェズスの現役時代
現役時代はMFでプレーしていました。
1973年にポルトガルリーグのスポルティングCPでプロデビュー。
クリスティアーノ・ロナウド選手もスポルティングCPでプロデビューをしているので、ジェズス監督はクリスティアーノ・ロナウドの先輩になります。
その後、ポルトガルの色々なクラブを転々として、1989年に現役を引退しています。
ジョルジェ・ジェズスの指導者としての経歴
現役を引退後は、ポルトガルリーグ2部や3部の監督を歴任。
2009年から2015年には、ポルトガルのビッグクラブ「ベンフィカ」の監督に就任。
ベンフィカ時代には、リーグ優勝を3回、カップ戦優勝を6回。
2009-2010シーズンに最優秀監督賞を受賞しています。
ポルトガルでも名の知れた名将ですね。
2018年には、アジア王者としてクラブワールドカップ2019に出場するサウジアラビアのクラブ「アル・ヒラル」の監督に就任。
その後、2019年からフラメンゴの監督に就任しています。
アルヒラルがクラブワールドカップで勝ち上がれば、古巣との対戦になるかもしれませんね。
アルヒラルについてもっと詳しく知りたい方は、ACL出場のアルヒラルは強い?監督や注目選手・スタメンについても紹介をご覧ください。
フラメンゴの注目選手
フラメンゴの注目選手を調べてみました。
クラブワールドカップ2019のフラメンゴの試合をを見るときの参考にしてみてください。
FW:9 ガブリエウ・バルボーザ
ガブリエウ選手は、南米のクラブチャンピオンを決める「コパ・リベルタドーレス」の決勝戦で2ゴールをあげて優勝に貢献。
優勝の立役者ですね。
コパ・リベルタドーレスでは、9得点をあげて得点王に輝いています。
フラメンゴにクラブワールドカップ出場権をもたらしたエースストライカーです。
FW:27 ブルーノ・エンヒキ
ブルーノ・エンヒキ選手はコパ・リベルタドーレスの準々決勝で2ゴール、準決勝で1ゴールを決めるなど大活躍しました。
フラメンゴを南米クラブチャンピオンに導いたFWの1人です。
MF:10 ジエゴ
ジエゴ選手はフラメンゴのキャプテンです。
ポルトガルの名門「FCポルト」やスペインの「アトレティコ・マドリード」などでプレー。
ヨーロッパクラブでの経験を活かしチームを落ち着かせることができるベテラン選手です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、クラブワールドカップ2019に南米代表として出場する「フラメンゴ」について紹介させていただきました
フラメンゴは攻守のバランスが取れた非常に強いクラブです。
国内リーグを優勝したことで勢いもあります。
近年のクラブワールドカップはヨーロッパ勢が続けて優勝していますが、その牙城をフラメンゴが崩す事ができるかもしれません。
南米のクラブが久しぶりに優勝するところもみてみたいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!